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2014年度総会・交流会を開催しました
島根ハーネスの会は、2014年5月17日、18日と、総会・交流会を開催しました。
今回は新たな盲導犬として今岡さんの「ディーオ」くん、新たに仲間に加わったユーザーの大石さんが「リオ」ちゃんをつれてのご参加です。
今年の交流会は県西部でということで、久しぶりに日本盲導犬協会あさひ訓練センターにお邪魔し、パピーレクチャー(盲導犬訓練士の指導のもと、既に委託されているパピーウォーカーさんとパピー犬の勉強会)見学とパピーウォーカーさんとの交流会をさせてもらいました。
我々は、日々盲導犬とくらしていますが、盲導犬になる前のパピー(子犬)の様子については、なかなか知る機会がありません。今回は、6頭のパピーとパピーたちを預かるウィークエンドパピーウォーカーの4家族の方々がおいでになり、訓練の様子を披露くださいました。
パピーレクチャーは、盲導犬の訓練ではなく、人が好きになるための訓練、人といるとこんなに楽しいんだということを犬が認識するための訓練であるとのことで、おもちゃを使った遊びなどがふんだんに取り入れられており、はしゃぐパピーたちの様子に自然とこちらも笑みがこぼれます。
一方、パピーたちにとって、もちろんパピーウォーカーさんたちにとっても、今回の訓練披露は、たくさんの先輩盲導犬たちとユーザーさんが見つめる中でのこと、とてもたいへんだったのではないでしょうか。
先輩盲導犬たちは、訓練の間みんなじっとダウン(伏せ)の状態で待機です。おもちゃが取り出され、きっと自分たちも遊びたいだろうに、じっと我慢の子でさすがの貫禄でした。
なお、パピーレクチャー見学に先立ち、先日病気により退役した川上さんのパートナー犬「キャメル」の追悼式を行なっております。訓練センターの方でキャメルの祭壇をもうけていただき、全員で黙祷をささげました。
2日目は、訓練センターから程近い、ホテル川隅にて総会を開催しました。
総会は、作野先生の司会のもと、会の運営や予算、今後の予定などについて報告、話し合いを行いました。
また、新たなユーザーの大石さんから、盲導犬ユーザーになっての感想が述べられました。歩くことに対しての不安、怖さがなくなったこと、周りの方が声をかけてくださることなどが嬉しいとのことで盲導犬をもって良かったことがたくさんあると発表されました。
2日間天気も良くて、今年度もたいへん充実した総会・交流会になりました。ご参加の皆様、お疲れ様でした。